資料を探す(文献―論文編―)
みなさま、新年あけましておめでとうございます。
いつも、ブログをお読みくださり、ありがとうございます。
今年前半で、一連の訴訟が終結し、税金が戻ってくるところまでは
お話を進めたいと思っております。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
◎ ◎ ◎
S:「木下先生、租税法の教科書的なものは一応全部
あたってみましたが、本件の解釈については、
何も触れられてなかったり、疑義があるというだけで
白黒はっきり書かれてないことが多いのですが」
K:「まぁ本件は個別性が強い事案だからな
教科書に文献の引用もなかったか?
もしあれば、その引用文献とか、その引用文献の引用文献とかを
どんどん集めていくんだ」
S:「そんなことしたら、文献集まりすぎて
収集がつかなくなっちゃうじゃないですか」
K:「それが、不思議なもので、法律の文献って大抵
一定のところでぐるぐる回って戻ってくるものなんだ」
S:「そうなの? でも、税法は毎年改正されるし
昔の文献とか参考にならないから、新しいのを見ないと
いけないんじゃないですか」
K:「確かに、最新のものは、それでは入手できないな
それに、改正されたからといって
昔の文献が参考にならないともいえない」
S:「最新の文献は、どうやって探すのかしら?」
K:「うーん。いろんな方法があるけど、
確実なのは税務雑誌の目次を毎回確認することかな?
それから、探したい文献の論者やテーマがわかっていれば
簡単なのは雑誌検索だな。最新号までは若干時間がかかるけど
1ヶ月もしないうちに、雑誌検索のデータベースには載ってるよ
それに、データベースで論文の内容まで見れる場合もある」
S:「税務雑誌といってもいろいろありますよ」
K:「そうだね。優先順位を決めて、毎月必ずチェックするものとか
毎月チェックできないものは、時間があるときに、
まとめてチェックするとか工夫するのさ」
S:「文献には、学者が書いたものと,実務家が書いたものが
ありますが・・・」
K:「研究者が書いたもののほうが論理的だったりすることは
あるけど、裁判官がどんな判断をするかわからないから
こちらに有利なものなら全部提出するつもりでいいよ」
S:「この前、木下先生が探してきた文献は雑誌検索では
見つからなかったんですが、どうやって探すんですか?」
K:「探し方が悪いんじゃないか?
検索語をちょっと変えてみたりするだけで
ひっかかる文献が増えたり、減ったりするよ
それに、論文集の文献は雑誌検索ではひっかからないんだ
それから、データベースによって、収録誌も違うし、
収録年も新しいものしかなかったりするよ」
S:「足で探せ!ってことですね」
K:「税務専門の図書館に行ったことはあるかい?」
S:「いえ、あることは知ってますが、まだ行ったことないです」
K:「それは、もったいないな。是非一度いってみるといいよ
他では手に入らない文献もあるしね」
S:「では、早速、明日にでも行ってみます」
K:「行ってみて休みだとがっかりするから
予め休みじゃないか調べておくといいよ」
S:「ご忠告ありがとうございます
チェックしてから行きま~す」
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