資料を探す(文献―教科書編―)
S:「木下先生、お帰りなさいませ~
早速ですが、文献はどうやって探すのがいいのですか?」
K:「おいおい、帰ったばかりなんだから
お茶くらい飲ませろ!」
S:「でも、書面の期日も近づいてますし、急がないと・・・」
K:「お茶飲む時間くらいあるだろう・・・
で、文献か。まずは、租税法の教科書的な本だな」
S:「教科書的な本って、金子先生の租税法?」
K:「そうそう。この前、税理士さんたちのグループと
話していて、金子先生を知らない人がいたので
驚いたよ」
S:「ふふ。そうですか?
実は、私もサンタ事務所に入る直前まで
金子先生、知りませんでしたよ」
K:「えーっ、そうだったの?」
S:「そう。税理士試験でも実務でも、金子租税法は
不要だったのよ。税理士の受験勉強って
条文覚えて、計算するだけだから、条文以外の情報は
趣旨目的程度で、それも、いわゆる受験本には適当に
まとめられてるから、それ覚えるだけでしょ。
実務は、通達とにらめっこして、わからないことは
税務署に聞くってやってれば、いらないのよ」
K:「めでたい仕事だなぁ
何事も起きなければっていう条件つきだな」
S:「まあ、そうかもしれないけど、
年間の訴訟件数からしても、そんなものよ
だから、金子租税法暗記してるのは、木下先生みたいに
勉強好きで、営業の心配のない先生くらいよ」
K:「失礼なヤツ! 教えてやらねーぞ!」
S:「失言!取り消しますので、教えてくださいな
まずは、教科書的な本を探すのね。」
K:「金子先生のほかにも、学者が書いているものがあるし
租税法全部でなくても、所得税とかに特化してるのもある
最近はロースクールで租税法が教えられてるから
教科書的なものが増えたよ」
S:「教科書的な本って学者が書いたものだけですか」
K:「いや。実務家も書いているよ
金子先生の租税法には、巻末に参考文献があって
グルーピングして文献が掲載されているから
その辺から集めていくといいよ」
S:「教科書的な本だけでも、相当ありますねー」
K:「全部読む必要はないよ。体系的な理解はしてるはずだから
まずは、我々がやってる訴訟事件に関連するところだけ
目次や索引から追って見てけばいいんだ」
S:「はーい。とりあえず、集めるだけ集めてみま~す」
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